フォトログ:やぶられた「マヤてつどう」の約束、とりのこされた先住民
フォトログ:やぶられた「マヤてつどう」の約束、とりのこされた先住民----コンテンツにジャンプする----ワールドマーケットビジネスオピニオンさらに見るメキシコ・キンタナローしゅうのマヤけい先住民しゅうらくウマイ近くで、しんすいして通行止めとなったりっきょうをドローンからとらえたようす。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilフォトログやぶられた「マヤてつどう」の約束とりのこされた先住民写真・しゅざい:DanielBecerrilしゅざい・文:CassandraGarrison2026年4月17日午後8:17GMT+9メキシコのマヤのみつりんのおくに、ばちがいなほどまぶしい白い光がかがやいているいったいがある。
すうじゅう億ドルきぼのおおがたてつどうろせんのほせんきちだ。
だが、そのしきちフェンスのすぐそとがわに広がる村は、電力もなくやみにしずんでいる。
キンタナローしゅうビダ・イ・エスペランサのじたくで家族のために夕食を作るマリアサンドラ・ペラサさん。
家は電気が通っておらず、日々の生活はソーラーパネルとはつでんきにたよっている。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilそうえんちょうやく1500キロにおよぶ「マヤてつどう」は、インフラせいびとかんこうしんこうを通じて、まずしいなんぶちいきにはってんをもたらすことをもくてきにけんせつされた。
しかし、開業から2年がたった今もくせんがつづく。
チケットはんばいしゅうにゅうはうんえいひのほんのいちぶしかまかなえず、えんせんにけんせつされたホテルはほとんどかんこ鳥がないている。
せいふの約束にもかかわらず、えんせんのちいき住民はおんけいをほとんどうけていないとうったえる。
ロイターがこくせいちょうさデータをけんしょうし、えんせんの町の住民すう十人にしゅざいしたところ、ひんこんはいぜんとしてねぶかくのこり、高ちんぎんの仕事もほとんど見つからないじったいがうかび上がった。
マヤてつどうに電力をきょうきゅうするためにけんせつされた送電てっとう。
キンタナローしゅうシュヤティルで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril「ビダ・イ・エスペランサ(スペイン語で「いのちときぼう」の意)」という名の村は、ほせんきちから目と鼻の先にある。
住民たちは、てつどうがへんかをもたらしてくれるときたいしていた。
「大したことをもとめているわけじゃない」と、4人の子を持つマリアサンドラ・ペラサさん(30)は言う。
てつどうのために引かれたでんせんは、彼女の家のほぼ真上を通っている。
それでも家族が電力をえるためには、借り物のソーラーパネルとはつでんきにたよるしかない。
「私たちには何のおんけいもない」と、ペラサさんは話した。
夜明け前、ペラサさんは小さな屋外キッチンでプロパンガスのコンロを使って朝食を作る。
村にあるゆいいつの小学校はほせんきちのすぐそばにあるが、せんぷうきもコンピューターも、あんていしたしょうめいすら使えるだけの電力がない。
朝食を作るペラサさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril朝食を作るペラサさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril朝食を作るペラサさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilきょうしのリディアパトリシア・チャンウスさんは、35人の生徒から「マエストラ・パティ(パティ先生)」とよばれている。
電力のせつぞくをもとめて何年もほんそうしてきた。
とうきょくから言われたのは、学校のしきちにせいしきな土地けんり書がなければ電気は引けないということだった。
のうそんのきょうゆうちではよくあるてつづき上の問題だが、チャンウスさんは、せいふが「はってんと進歩をそくしんする」とちかったこのおおがたプロジェクトが来れば、じょうきょうがかわるかもしれないときたいしていた。
「プロジェクトが始まったとうしょは、みんなよろこんでいた」とチャンウスさんは言う。
けんせつ作業員に食料を売る住民もおり、それはちいきにとっておんけいだったと話す。
「でも工事が終わると、来たときと同じくらい早く、すべてがきえてしまった」ビダ・イ・エスペランサで、生徒たちを学校にむかえ入れるきょうしのチャンウスさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril電気のない教室で授業を行うきょうしのチャンウスさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilさんかくじょうぎを手にするペラサさんの息子。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilビダ・イ・エスペランサがいちするキンタナローしゅうでは、てつどうけんせつきかんちゅうにえんせんの新へんでんしょがせいびされた一方、電力を利用できる家庭の割合はこうしきデータによるとわずかに低下した。
メキシコのこうきょういくしょうと、こくえい会社を通じててつどうのうんえいをかんとくするこくぼうしょうは、しゅざいへの回答をよせなかった。
このきじの英語ばんけいさい後の22日に行われたていれいきしゃ会見で、シェインバウムだいとうりょうはてつどうのせいこうをようごした。
だいとうりょうはプロジェクトがちいきはってんにこうけんしたとした上で、「一夜にしてじつげんするものではない」とのべた。
キンタナローしゅうのマヤけい先住民しゅうらくウマイをつうかするマヤてつどう。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilマヤの人々がおかれたひんこんロペスオブラドール前だいとうりょうは、ユカタンはんとうの都市やいせきをむすぶかんじょうろせんであるマヤてつどうを、先住民マヤけいの住民にはってんをもたらし、カンクンなどのビーチリゾートをこえてかんこうを広げるしゅだんとしてすいしんした。
しかしせいふデータは、そのはってんがいまだじつげんしていないことをしめしている。
ウマイきんこうで、けんせつ用の白色ねんどさいしゅのためにばっさいされたジャングル。
てつどうプロジェクトのせんろによって、じゅうたくとのうちがぶんだんされている。
2025年11月、ドローンさつえい。
REUTERS/DanielBecerrilかつてさかなつりをしていた池のそばをまごと歩くマティルデ・キニルプールさん。
ウマイで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilマヤてつどうへのせいふししゅつが、2023年のキンタナローしゅうの経済せいちょうりつをきろくてきな13.2%までおし上げたものの、それはけんせつじゅようによるいちじてきなおし上げにすぎなかった。
とうけいきかんINEGIのさいしんデータによると、どうしゅうは25年1―9月で9.7%のマイナスせいちょうにてんらくした。
キンタナローしゅうではしつぎょうりつの低下とせいきこようのかくだいが見られたが、ユカタンはんとうぜんたいではろうどうしゃのやく60%が、ほうてきほごやしゃかいほしょうのないひせいきこようのままだ。
れきしてきにそがいされてきたメキシコなんとうぶのマヤけい住民は、長年にわたり高いひんこんりつとかぎられたサービスへのアクセスという問題にちょくめんしてきた。
かこのれきだいせいけんは開発による機会そうしゅつを約束してきたが、ちいきかつどうかの多くは、森林がぶんだんされ、きょうゆうちがしんしょくされ、でんとうがおびやかされてきたとうったえる。
まごにやくそうをてわたすグスタボ・モカウイチさん。
ウマイで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilかんきょうだんたいや先住民コミュニティによるてつどうへのほうてきいぎもうし立ては、せいふが国家安全ほしょうのてきようじょがいをたてにプロジェクトをすいしんしたため、さいしゅうてきにそうこうしなかった。
多くのマヤの人々にとって、てつどうが走る土地はせんぞからうけついだしんせいないさんであり、自分たちのアイデンティティーのかくをなし、そせんとつながるものだ。
「私たちをむししたやり方に、いかりをおぼえる」と、どうしゅうニコラス・ブラボーしゅっしんの先住民かつどうか、エリセオ・エクさん(45)はうったえる。
ウマイのれいはいどうをそうじするキニルプールさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilウマイのそふぼたくの庭で、ビニールふくろを雨よけにしてあそぶレイネル・ヘスス君。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilウマイのじたくでエレファスゾウカブトにふれるグスタボ・モカウイチさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril水の出ないじゃぐちカンペチェしゅうカラクムルせいぶつけんほごくの近くにいちする、てつどうえんせんの町シュプヒルで、ようほうかけんのうかのニコラス・モレノヒメネスさん(50)がコンクリートつくりのじたくのじゃぐちをひねった。
水は出ない。
ロペスオブラドール前だいとうりょうは、2024年1月に水道の開通しきを行ったさい、この町が長年かかえる水不足をかいしょうすると約束した。
「マヤてつどうのようなおおがたプロジェクトを作っておきながら、水を引かないなどということがありえるのか」と、ぜんだいとうりょうはそのしきてんで語った。
しかし、じゃぐちはいまもひあがったままだという。
「くうきょな言葉だった」と、モレノヒメネスさんはぜんだいとうりょうの約束について語った。
毎週、大学生の息子がにゅうよくし、しょっきを洗い、トイレをながせるよう、別のコミュニティから車で水を運んでいる。
データによると、カンペチェしゅうでは人口のやく70%しか水道を利用できていない。
別のしゅうらくから持ち帰った飲料水をようきに注ぐモレノヒメネスさん。
カンペチェしゅうシュプヒルで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril飲料水が不足しているためせいかつようすいとして雨水をためているしゅうらくのじたくでせんたくものをほす女性。
シュプヒルで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilシュプヒルで、雨水をためるようきのそばでしゅざいにおうじるフランシスコ・レイバゴンサレスさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilためていた雨水をバケツでくみ、トイレをながすカルロスアウグスト・ゴンサレスさん。
2025年11月、シュプヒルでさつえい。
REUTERS/DanielBecerrilくうせきと空室一方、きたいされたてつどうもしゅうきゃくにくるしんでいる。
カンクンとしゅようかんこうちをむすぶシームレスなてつどうろせんとしてこうそうされたが、ほうてきふんそうやかんきょう上のろせんへんこう、用地せいやくによってしゅよう区間がないりくぶへとおしやられ、多くの駅がしがいちや空港から遠くはなれた場所におかれることになり、かんこうきゃくにとってじつようてきなせんたくしになりにくくなった。
ロイターは25年11月に3つの駅をほうもんしたが、いずれもほぼむじんだった。
へいじつ午後のバカラルーチェトゥマル間の便では、230席のうちじょうきゃくは40人にみたなかった。
マヤてつどうのバカラル駅にとうちゃくし、下車するじょうきゃくら。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilバカラルからチェトゥマルにむかうマヤてつどうのしゃないでけいかいにあたるメキシコ国家けいびたいのたいいん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilロペスオブラドール前だいとうりょうはぜんせん開業後の年間ゆそう人員を300万人とみこんでいたが、その後120万人に下方しゅうせいされた。
一方、じぎょうひはとうしょのななれいおくドルからにごれいおくドルちょうにふくらみ、さくねんのしゅうにゅうはうんえいひの13%みまんしかまかなえていない。
てつどうろせんにそって「トレン・マヤ」ホテルも6けんけんせつされた。
カラクムルほごくないにあるホテルはジャングルにかこまれ、プール2つときんだいてきなせつびをそなえている。
しかし11月のある夜、フロントスタッフによるとかどうりつはやく20%にとどまっていた。
ロイターがかくにんしたせいふデータによると、これらのホテルの月間かどうりつはさくねんのほぼぜんきかんにわたって5―24%にとどまっていた。
ホテルをうんえいするこくぼうしょうのきかんは、しゅざいに回答しなかった。
カンペチェしゅうカラクムルほごくないにある「トレン・マヤ」ホテルのプールエリア。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilシェインバウムだいとうりょうは、てつどうに問題があるというしてきにはんろんしている。
ていれい会見ではかんこうパッケージの売りこみをくりかえし行うほか、てつどうをかもつゆそうにもかつようできるとしさしている。
モレノヒメネスさんにとって、ホテルのそんざいは特につうれつなだげきだ。
カラクムルのピラミッドを見学しながら写真をとるかんこうきゃく。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril彼の家族はすうじゅう年前、せいふがカラクムルほごく(生物たようせいと古代マヤていこくのいせきほごをもくてきとするユネスコ世界いさん)をせつりつしたさいにいじゅうを強いられた。
「私たちは1980年からそこにいたが、93年におい出された。
そして今、私たちが住むことすらゆるされなかった場所にホテルが建てられた」とモレノヒメネスさんは言う。
「会見ではまずしい人がさいゆうせんだと言う。
でも私たちのけんりをうばっていく」キンタナローしゅうのかんこうち、バカラル湖にていはくするボート。
ドローンから2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerrilフォトログ写真・しゅざい:DanielBecerrilしゅざい・文:CassandraGarrisonついかしゅざい:PaolaChiomante写真へんしゅう・デザイン:MartaMontaña、てるいゆうこへんしゅう:RosalbaO’Brien、DanielWallis、おおさわゆか翻訳:山口きょうこロイターをフォローキンタナローしゅうビダ・イ・エスペランサのじたくで家族のために夕食を作るマリアサンドラ・ペラサさん。
家は電気が通っておらず、日々の生活はソーラーパネルとはつでんきにたよっている。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril1/16朝食を作るペラサさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril2/16朝食を作るペラサさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril3/16ビダ・イ・エスペランサで、生徒たちを学校にむかえ入れるきょうしのチャンウスさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril4/16電気のない教室で授業を行うきょうしのチャンウスさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril5/16さんかくじょうぎを手にするペラサさんの息子。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril6/16かつてさかなつりをしていた池のそばをまごと歩くマティルデ・キニルプールさん。
ウマイで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril7/16まごにやくそうをてわたすグスタボ・モカウイチさん。
ウマイで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril8/16ウマイのれいはいどうをそうじするキニルプールさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril9/16ウマイのそふぼたくの庭で、ビニールふくろを雨よけにしてあそぶレイネル・ヘスス君。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril10/16飲料水が不足しているためせいかつようすいとして雨水をためているしゅうらくのじたくでせんたくものをほす女性。
シュプヒルで2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril11/16シュプヒルで、雨水をためるようきのそばでしゅざいにおうじるフランシスコ・レイバゴンサレスさん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril12/16マヤてつどうのバカラル駅にとうちゃくし、下車するじょうきゃくら。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril13/16バカラルからチェトゥマルにむかうマヤてつどうのしゃないでけいかいにあたるメキシコ国家けいびたいのたいいん。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril14/16カンペチェしゅうカラクムルほごくないにある「トレン・マヤ」ホテルのプールエリア。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril15/16カラクムルのピラミッドを見学しながら写真をとるかんこうきゃく。
2025年11月さつえい。
REUTERS/DanielBecerril16/16サイトインデックスアーカイブサイトマップブラウズワールドマーケットビジネスオピニオンスポーツメディアVideosPicturesロイターについてロイターについてさいようじょうほうロイター・ニュース・エージェンシーブランド・ガイドラインリーダーシップチームさいしんじょうほうを入手ニュースメールしんらいされるメディアとしてロイターは、トムソン・ロイターのニュース・メディアぶもんで、毎日世界かくちのすうじゅう億人にリーチする世界さいだいきゅうの国際マルチメディアつうしんしゃです。
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